シン人権派ブログ

日本弁護士連合会および各弁護士会の健全化と法曹界の綱紀粛正を求める活動を旨としています。

弁護士会館をぶっ建てて増々の堕落

霞が関の裁判所と並んで聳え立っている弁護士会館。
この豪奢なビルは、東京都庁舎と同じで、建物ばかり立派になり仕事は御粗末になる象徴的な存在である。この巨額な建設費用のため、弁護士たちは強制的に金を取られた。その中には、弁護士になったばかりでまだ弁護士として稼いでいない人までいた。一時的に東京の弁護士会に入っていても、すぐに故郷へ帰るなどして他所に行ってしまった弁護士など怒っていた。


それで弁護士の仕事は充実したかというと逆である。
その立派に聳え立っている弁護士会館で法律相談を受けたら、いいかげんなことを言われたとか、デタラメを言われたとか、ひどいときにはろくに話も聞かずに泣き寝入りしなさいとだけ言って一分程度でお終いということまであった。三十分で五千円+消費税をとって一分。何の法的な助言もない。それで怒って金返せと言っても返さない。


このさい弁護士会館の建設費用で開き直る弁護士もいた。
ボッタクリも同然の法律相談だけれど、弁護士会館の莫大な建設費用のためだから当たり前だと言う。
よく、大学が学生から金ばかりとり箱物建設ばかりして教授らは低水準とか、NHKも受信料ばかり高くて放送局としては世界一の豪華な箱物と設備だが番組はつまらないとか、そういうのと同じなのが弁護士会である。


それにしても、弁護士会のボッタクリはひどすぎる。
おそらく、歌舞伎町や北新地より、霞が関のほうがボッタクリ悪質だろう。

労働組合と弁護士団体の表の顔と裏の顔

亀井静香という政治家は、自民党にいて大臣も務めたが、総裁選で支持する代わりに結んだ小泉純一郎との政策協定を勝手に反故とされるなどしたことで離党した。
それで自分の団体を作ったが、子分に裏切られるなど災難もあった。


もともと亀井静香は凄い右寄りだが、野党の立場になって仲間の人数が少ないことから、まるで理念が違う相手でも政策のことで取引して提携することを現実的な解決方法として採用していた。
このなかで、全く相容れないような共産党とも駆け引き取引することについて、それで実際に何万票も得られるのだから、現実的に選挙の対策となるのは当たり前だとする。これでこそ政治家であるとは言えるが、ここで問題にするのは別のことである。


よく、連合など労働組合は、野党を支持していても共産党は毛嫌いして、支持して欲しければ共産党を排除しろと迫る。
これを気にする野党があるので、そんなのは馬鹿だと亀井静香は指摘するのだ。共産党と上手く交渉して成功すると何万という票が得られるけれど、これに反対する労働組合の言う事を聞けばもっと多い票が得られるとでもいうならともかく、そんなことはないから。


そんな力が労働組合にあるか疑問であるだけでなく、そんな労働組合は大企業の御用組合だから大企業の利益を図る自民党を支持している。それなのに労働組合の幹部は野党の集会にやって来る。何食わぬ顔して。そんな嘘に騙されて、得られもしない票を期待して得られるはずの大量票を失う。これだから馬鹿だということだ。


この亀井静香が指摘するとおりであるが、これとまったく同じ図式なのが各弁護士会と日弁連のことである。
亀井静香が指摘する労働組合の嘘と同じで、いざというとき弁護士会が人権救済してくれると信じている人たちがいて、これは騙されるのだ。
そして、危ない法案に進歩的な立場から批判する声明を発表するが、これはあくまでマスコミ向けポーズでしかない。実際には各弁護士および日弁連は、自民党と政府を常に支持していて、反対する市民を組織的に迫害している。


労働組合と弁護士団体どちらも所属せざるを得ない会員から高すぎる会費を強制徴収して、そこから仕事と不釣り合いに高額な給料をもらっている連中が、その地位を保つため表と裏の顔を使い分けしていることが同じである。
こんな腐敗堕落した連中を信用してはならない。

依頼人が再起不能になりかねない銀座ファースト法律事務所の非常識

銀座ファースト法律事務所を経営する田中清弁護士(東京弁護士会)の非常識については、すでに色々な実例がある。
そのなかで、弁護を依頼した人が深刻な迷惑を受けたと言っていた。それは医師で、不適切な医療につき違法性があるという訴訟を起こされたさいのこと。


訴訟代理人として抗弁した田中清弁護士は、その医師が日本の第一人者であるから、そんな人が自分は正しいと言っているから正しいのであり、他の専門医に確認する必要は一切無いという非常識な抗弁をしたそうだ。呆れたことに、確認したら事実であった。
仮に権威ある医師であることが事実であっても、自分は正しいと言う根拠として自分は日本一であるから自分が言えば正しいと主張するのは滑稽とすら言える。
しかも、その医師の年齢とキャリアからして、とうてい日本一の権威者とは言えない。


こんな非常識で滑稽とすらいえる弁護をされてしまったため、その医師は医学界の笑いものとなってしまった。
齢三十代、いちおう大学病院に勤務しているが、科長でも教授でも准教授でもない講師風情の医師(しかも当時は講師にも未だなってなかった)が、勝手に日本一の権威者を自称して、そんな私が間違うはずが無いと裁判で堂々と発言した。これでは笑いものになって当たり前である。頭がどうかしたのではないかとも言われた。疑われて当然のことだろう。


しかし、これはあくまで田中清弁護士が勝手にやったことだ。
仮に医師が自ら言ったとしても、普通の感覚の持ち主であれば変だと解るはずだから、弁護士は裁判に出さないだろう。
どちらにせよ、田中清弁護士の非常識な弁護のため、依頼人の医師は医学界で恥をかく羽目になった。


もちろん裁判の結果は敗訴であったが、判決が真実とは限らない。不当な判決もある。不当でなく自分が誤ったなら反省して責任を取ればいい。賠償金は勤務先または保険会社が出してくれる。しかし、ふざけているとしか思えない非常識により笑いものになるダメージは回復が困難である。
そういう致命的ダメージを依頼人に与えた銀座ファースト法律事務所の田中清弁護士ということである。