シン人権派ブログ

日本弁護士連合会および各弁護士会の健全化と法曹界の綱紀粛正を求める活動を旨としています。

東京三会

東京には三つの弁護士会があり、これは大正時代の内部対立をきっかけに分裂したことが原因とされる。


もとは東京弁護士会だけだったが、そこから長老の役員が第一東京弁護士会を設立し、両者は激しい対立をした。これに与したくない弁護士たちが、第二東京弁護士会を作ったという経緯だ
そして現在では三会が霞が関の弁護士会館に同居していて、大昔の喧嘩で分裂しただけだから今は三つになっている意味が無く、もう統一すべきという意見もあり、よく会長選挙で公約にされている。


 そんなわけなので、これらの三会には特徴が乏しく、「第一」は長老派だったので保守的で、「第二」は進歩的だ、という傾向があるという見方もあるけれど、それは、元裁判官だった年齢も高い人が第一だったとか、人権派と言われる人が第二だった、ということが時々見受けられるという程度で、その人たちの中に、例えば今は亡き遠藤誠弁護士が、第二を人権派の牙城にした立派な先輩たちがいた、などと言ったりしていて、そういう目立った人のために、なにやら特徴的に感じるだけなのだろう。
単純でわかりやすい不祥事は「第二」に目立つようになった。しかし東京弁護士会は市民的な感覚からすると許し難い不正であることが特徴だろう。これは運動団体として不純ではあるが弁護士の調査はしている「弁護士自治を考える会」が指摘していたとおりである。