シン人権派ブログ

日本弁護士連合会および各弁護士会の健全化と法曹界の綱紀粛正を求める活動を旨としています。

労働組合と弁護士団体の表の顔と裏の顔

亀井静香という政治家は、自民党にいて大臣も務めたが、総裁選で支持する代わりに結んだ小泉純一郎との政策協定を勝手に反故とされるなどしたことで離党した。
それで自分の団体を作ったが、子分に裏切られるなど災難もあった。


もともと亀井静香は凄い右寄りだが、野党の立場になって仲間の人数が少ないことから、まるで理念が違う相手でも政策のことで取引して提携することを現実的な解決方法として採用していた。
このなかで、全く相容れないような共産党とも駆け引き取引することについて、それで実際に何万票も得られるのだから、現実的に選挙の対策となるのは当たり前だとする。これでこそ政治家であるとは言えるが、ここで問題にするのは別のことである。


よく、連合など労働組合は、野党を支持していても共産党は毛嫌いして、支持して欲しければ共産党を排除しろと迫る。
これを気にする野党があるので、そんなのは馬鹿だと亀井静香は指摘するのだ。共産党と上手く交渉して成功すると何万という票が得られるけれど、これに反対する労働組合の言う事を聞けばもっと多い票が得られるとでもいうならともかく、そんなことはないから。


そんな力が労働組合にあるか疑問であるだけでなく、そんな労働組合は大企業の御用組合だから大企業の利益を図る自民党を支持している。それなのに労働組合の幹部は野党の集会にやって来る。何食わぬ顔して。そんな嘘に騙されて、得られもしない票を期待して得られるはずの大量票を失う。これだから馬鹿だということだ。


この亀井静香が指摘するとおりであるが、これとまったく同じ図式なのが各弁護士会と日弁連のことである。
亀井静香が指摘する労働組合の嘘と同じで、いざというとき弁護士会が人権救済してくれると信じている人たちがいて、これは騙されるのだ。
そして、危ない法案に進歩的な立場から批判する声明を発表するが、これはあくまでマスコミ向けポーズでしかない。実際には各弁護士および日弁連は、自民党と政府を常に支持していて、反対する市民を組織的に迫害している。


労働組合と弁護士団体どちらも所属せざるを得ない会員から高すぎる会費を強制徴収して、そこから仕事と不釣り合いに高額な給料をもらっている連中が、その地位を保つため表と裏の顔を使い分けしていることが同じである。
こんな腐敗堕落した連中を信用してはならない。