シン人権派ブログ

日本弁護士連合会および各弁護士会の健全化と法曹界の綱紀粛正を求める活動を旨としています。

佐々木亮弁護士の自慢話は実態と乖離していた

佐々木亮弁護士の担当した労働事件は、和解金により組合とその幹部にとっては多大な利益となったが、肝心の労働者としては不本意であり、利用されたあげくパワハラなどの迫害をされて離脱した。
だから、これはひどいと内部から批判している組合員たちがいる。


ところが、この労働事件について書かれた佐々木亮弁護士の著書は成功談として誇るばかりで、無残な後日談は欠落している。
また、佐々木亮弁護士は同組合の顧問に就任したが、途端に、この組合は組合の方針を批判する組合員を激しく攻撃するようになり、そのさい用いた手口は佐々木弁護士が闘ったはずの「ブラック」な会社と同じだった。これに組合員たちは驚いたと言う。


このような評価は、ちゃんとした根拠があるとはいえ、あくまで当時者の片方側の人たちのものだ。
だが、これと併せて、あの「大量懲戒請求事件」を観察すれば、どう感じるか。
あくまで自己の業務と所属団体に関する私的な問題であるのに、それを佐々木亮弁護士らはレイシストの被害者と称して単純な人たちの同情と寄付金を集めている。訴訟費用なら寄付金など募らなくても、弁護士会には会員のための扶助制度があるのに。
そのうえで法的措置をとり、他の弁護士たちから「弁護士自治の場に相応しくない」とか「一方的に要求する額が法的に過大」とか指摘されても平気で、和解だろうと訴訟だろうと、とにかく金だと言う。


この態度、およびブラック組合と内部から批判されている団体の顧問である事実、さらにJR東日本労組から懲戒請求されたダブルスパイ的行為である。ダメ押しではないか。

「ブラック組合」顧問の佐々木亮弁護士

旬報法律事務所の佐々木亮弁護士は、ブラック企業と闘う人権派のように装っているだけで実質は違うのではないか。身体を張ってブラック企業と闘う労働者をダシにして手前の商売に利用しているだけではないか。
そう指摘する人たちがいる。


なぜなのか。
佐々木亮弁護士は『ブラック企業とのたたかい方』という著書を出版しているが、ここに書かれている佐々木亮弁護士の戦果というか実績というかは、実際と違うからだ。この本で実例として挙げられている労働事件は、事件を知る人が読めばハッキリその事件であることが判るそうだ。そして、その事件の主人公である労働者は、この本に書かれているような幸せな結果ではなかった。
その原因は、この事件を支援していた労働組合にある。当事者である労働者は、勤務先との訴訟について不本意であったと言っており、これを聞いた人たちが証言していた。
さらに、その労働者は、組合の代表者からパワハラを受け続け、しばらくすると黙って去り、音信を断ってしまった。医師に相談するほど精神的に参ってしまったらしいとも言われている。


この組合は、組合費の滞納があると電話で厳しく督促するなど金にシビア。そして集団訴訟で和解金が大きくなりそうなら当事者の意向より金が優先的という態度。労働争議を金にすることで「稼ぐ」と代表者が表現する。こんな実態があるとして批判する人たちが組合内部にいる。
しかも、この組合は組織内の民主主義が無いと内部から問題にされ、そこから裁判沙汰にもなっている。これまでも、代表者の報酬ばかり増やし、こき使った職員たちに残業手当を払わず、よく議員が視察の業務と称して外国へ物見遊山に行き問題になるのと同じことを代表者がしでかした、などの問題が告発されている。
このため、この組合を批判している人たちは、ブラック企業と闘うと称したブラック組合だと言う。
この組合の顧問をしているのが佐々木亮弁護士である。

ネトウヨのブログを鵜呑みにする人たちと佐々木亮弁護士の言い分を鵜吞みにする人たち

とんでもない弁護士がいるものだと思った人たちが弁護士会に懲戒請求したが、その素になる情報の発信源とは匿名のネトウヨがブログに書いた内容であった。
懲戒請求した人たちは事実関係などの確認を怠っていた。
誤った懲戒請求により大変な迷惑をしたと言って、懲戒請求者たちを裁判に訴えた弁護士がいた。


旬報法律事務所の佐々木亮弁護士である。


これを批判する弁護士たちがいた。
故意に嘘の懲戒請求をしたのなら、陥れようとしたのだから明らかに違法だが、素人がうっかり間違えた場合は、どの程度の落ち度まで許されるのか。ケースバイケースだが、訴えてやると脅かし和解金を取るのは不穏当であり、法的見地から見て請求する金額も過剰である。
これでは弁護士に相応しい行為ではないという同業者の批判が出た。


また、懲戒請求されて懲戒されるかもしれないと不安になったから精神的苦痛を受けたと言うのも奇妙だ。
もともとは、弁護士会長に連座しての懲戒請求だから、もしも懲戒されるなら先ず弁護士会長であり、弁護士会が自分の会長を懲戒するなんて非現実的だ。それなのに、よくも空々しく佐々木弁護士は不安になったと言えたものだ。という指摘も弁護士から出ている。
それに弁護士会には扶助制度があるのにネットでカンパを募る佐々木弁護士。


これらを考えず、無検証・無批判で佐々木弁護士の言い分を鵜呑みにし、同弁護士を応援したり寄付したりの人たちは、ネトウヨのブログを鵜呑みにした人たちと同じではないか。
そうしたら、労働者の味方を売りにする佐々木弁護士にダブルスパイ的行為で労働組合が懲戒請求である。