シン人権派ブログ

日本弁護士連合会および各弁護士会の健全化と法曹界の綱紀粛正を求める活動を旨としています。

神原元弁護士の稲田朋美弁護士と酷似した狂信性

もともと弁護士会は、自治と開かれた請求制度について広報不足であった。しかし、あの橋下弁護士が大量懲戒請求を煽る発言をテレビ出演したさいにやらかすという問題を起こしたのだから、これを機会に各弁護士会および日弁連は広報に努めるべきであった。
それすら怠っておいて、そこの会員である弁護士が素人の請求者を追及する。こんなの変だと気付かない方がどうかしている。


また、判例では、訴訟提起や告訴や懲戒請求について、弁護士なら一般人より法的な知識と能力を多く持つので間違いには厳しくあるべきとされているのだから、逆に言うと弁護士の橋下氏でさえ認められなかった高額な賠償金を素人に請求することは不当である。これを弁護士なら解らないわけがない。


これに対して、訴えた側の神原元弁護士は、この背景に差別問題があるとし、これを批判する同業者はわかっていないと言っているが、それはあくまで事情である。神原弁護士らが過剰な賠償金を請求することで素人を威嚇し和解金を出せと迫っていることに変わりはない。
しかも神原弁護士は、純粋に法律的な問題を説く専門家に対して、反論するのではなく政治性を持ち込み、それを差別の問題があるからということで正当化している。これによって、あの狭山事件は弁護と支援が分裂したのだけど、そこから教訓を得ていない。
これについて神原弁護士は、法的な問題について賠償額なら原告を増やせば済むとか言い、そのうえで「本件は単なる弁護士に対する攻撃でなく差別扇動事案」であり、このことが問題として大切だと言う。
それなら、なぜ煽動者を追及するより先ず無知ゆえ煽られた素人を攻撃するのか。しかも、この一般人の無知は、本人だけの責任ではなく弁護士会と日弁連に大きな責任があると指摘されているのだ。


そのうえ神原弁護士は、こうした法的な指摘に対し「差別問題の認識を欠いたまま自己承認欲求のみに基づく専門家ぶったコメント」とTwitterで言い放った。無関係の人格攻撃をすることで中傷したのだ。専門家ともあろう者が専門性を否定しているし、まるで同和問題の急進派と同じではないか。


過大な請求であり法的に不適切という他の弁護士からの指摘に対しては、なら原告を増やすと言うけどこれは奇策にすぎず、そもそも原告の佐々木亮弁護士らが、相当の損害があったので相当の賠償を法的に請求する権利があると主張していたこととの整合性が無い。神原弁護士の主張はすでに破綻しているのだ。


そもそも弁護士が法律的に無理なのに奇をてらったやり方で押し通したうえ政治性により正当化するのでは、朝日新聞を訴えた稲田朋美弁護士と同じだ。神原弁護士に限らず、お仲間の弁護士らも、一様に言う。懲戒請求者たちは悪い連中にそそのかされたのだ、と。稲田朋美弁護士も同じだった。朝日新聞に煽動された人たちも同罪だ、と。こう言って焚きつける


まったく同じ狂信性である。政治的な左右が違うだけだ。
これを、煽られたり尻馬に乗ったりで一時の熱狂から支持する者たちは、冷静になれと指摘する者を攻撃している。そんな自称リベラルや左派の人たちは、懲戒請求したネトウヨと一緒なのだが、これに気付かないのが痛々しい。