シン人権派ブログ

日本弁護士連合会および各弁護士会の健全化と法曹界の綱紀粛正を求める活動を旨としています。

悪徳兄弟の弟からインチキ勝訴させてもらった銀座ファースト法律事務所

『裁判官フーズフー』という本があった。
これは裁判官について傾向と対策の弁護士向けだが、間違いだらけというより杜撰な内容だと発行当初から指摘されていた。例えば、たった一件の判決だけをもって「良心的な判決を出す」と評価してしまい、ちゃんと他の判決を調べたら悪徳判事であるという具合だ。



この一人が鬼頭季郎であった。
ロッキー事件の偽電話事件で騒がれたうえ宮本顕治身分帳事件の悪事も発覚して法曹界を追われたことで有名な鬼頭判事補の実弟と言われていて、たしかに顔も頭の禿げ方もよく似ている。


この弟の方は、法廷で暴言を吐いたり、住民訴訟で警備員を使い市民や議員を傍聴席から暴力的に強制排除したり、職業に向き合う態度がひどすぎて狂っているとしか思えないと、かつて評判だった。


この男が依願退職して内閣府に「渡り」する直前のこと。


銀座ファースト法律事務所の田中清弁護士が、裁判に捏造の証拠を出したという問題になっていた。


銀座ファースト法律事務所が提出した書面には「何年何月何日に在った出来事」という趣旨の記載がされていて、その出来事が実在する根拠として出された書証に、その出来事について述べた記載がされていたのだが、その出来事が在ったとする日より、その出来事についての記載は日付が古かった。事実を記録したのであれば、事実が先で記録が後になるのは当然であるが、銀座ファースト法律事務所の提出した書面と書証は、逆に事実より記録が先になっていた。


これは、無関係なものをこじつけたか捏造したか、どちらかである。この指摘を相手方に受けた銀座ファースト法律事務所は反論不能であった。ポカとかチョンボとか言うのが相応しい。ヘボ弁護士のオソマツ法律事務所と言われても当然だろう。


ところが、鬼頭季郎裁判官は、過去の無関係なことを記載した証拠を基に未来のことを推測することは不合理ではないという非常識な認定であった。


これでは「ノストラダムスの大予言」ならぬ「田中清の大予言」であり、これを東京高裁が正当だとお墨付きを与えたのだ。


それに、田中清弁護士は推測ではなく断定していたのだ。


さらに、銀座ファースト法律事務所は、相手方がインターネット上にこんな内容を記述していたと主張したさい、その画面を印刷したとする書証について、内容的に相手方のものではあり得ず、証拠のオリジナルなデーターも存在しないし、インターネット上で閲覧したと証言する証人もいないという指摘に対して、鬼頭季郎は次のような驚天動地の認定をした。


「データーが存在していなくても、インターネット上で見た人が存在しなくても、銀座ファースト法律事務所側でアクセスしダウンロードしプリントしたと陳述したのだから、相手が自認するホームページが存在したと認定するべきである」


もう、啞然茫然だが、これによって銀座ファースト法律事務所は証拠捏造の罪から逃れられたのだ。さすが田中清弁護士は元高裁判事である。裁判官の馴れ合い体質を如実に示す荒唐無稽すぎる八百長かつ茶番劇の裁判である。


なお、この悪行が知られて鬼頭季郎は「手前こそホームページを作って嫌がらせや名誉毀損をしている」として訴えられたが、すると「偽造」であると抗弁した。


そうかもしれない。しかし、鬼頭判事の認定と同じように相手がアクセスしてダウンロードしてプリントしたと陳述したのだから鬼頭被告は自認しないといけない。そう迫られると反論できず「偽造」と繰り返すだけの醜態であった。


そして判決は、そんな鬼頭の認定を、いくら鬼頭が被告でも追認はできないということだった。つまり事実上、鬼頭が自らの判決を裁判で自ら否定したことが認められたのだった。


また、鬼頭季郎は裁判所に提出した陳述書で、自分はインターネットの知識が皆無だからホームページは作成できないと言って逃げた。


ということは、銀座ファースト法律事務所の不正をかばったのは故意ではなく無知によるものだということである。そうして鬼頭は逃げ、したがって銀座ファースト法律事務所が非常識なデタラメ判決で不正の追及を逃れた事実は、他でもない実行犯の鬼頭季郎が認めたということである。


これについて銀座ファースト法律事務所は、イカサマをしてくれと頼んだのではなく鬼頭が忖度して勝手に仕出かしたことだとでも言うのではないか。