シン人権派ブログ

日本弁護士連合会および各弁護士会の健全化と法曹界の綱紀粛正を求める活動を旨としています。

池田信夫を訴えた代理人は佃弁護士という滑稽

伊藤和子弁護士が、国連特別報告者に虚偽の報告をしたという事実に基づかない情報を流されたとして、「言論プラットフォーム」の池田信夫代表を被告として、東京地裁に名誉棄損訴訟を提起したと発表した。


これに対して池田側は、訴えを取り下げないと弁護士会に懲戒申し立てをするなどと原告を脅したうえ伊藤弁護士を「駆除しましょう」などとツイッターで呼びかけた。人間を害虫のように「駆除」とはナチの語法であり、脅迫や暴力を煽り不穏当だ。
そもそもスラップ訴訟とは、大企業など大きなところが個人など小さなものに対して、その組織力や財力を見せつけるのに訴訟を利用することだから「恫喝」という意味で「スラップ」と言っている。無意味に外国語を使用してわかりにくくする風潮の問題は別にして、個人が個人を訴えることではないことくらい簡単にわかることだ。


また、愉快なことに原告の訴訟代理人は佃克彦弁護士である。
原告の伊藤弁護士はサイトで「佃先生は名誉棄損分野の第一人者で、書籍も出されており、大変信頼してお任せしています」と述べている。
ところが、この佃弁護士も東京弁護士会の暴虐に関与していた者で、その責任を名誉棄損訴訟で問われると、裁判官の天下り先である弁護士会だからという、まさに「政治的配慮」によって逃れてきた。


「どっちも、どっち」ということだから、なんとも滑稽な訴訟である。